本会議出席わずか1日 くら替えの河上議員 「労働なき富」批判も
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2010/06/10 01:45更新
今夏の参院選に京都選挙区からくら替え出馬の決まっている民主党の河上満栄(みつえ)衆院議員(39)=近畿比例=が4〜5月にかけ、衆院本会議に1日しか出席していないことが9日、分かった。選挙区内で遊説など選挙準備を行っていたとみられる。この間に支払われた議員歳費(給与)などは計約460万円になる。河上氏は小沢一郎前幹事長から強い要請を受け出馬が決まり、4月2日に公認を得ている。
衆院議員は本会議時の登院が義務付けられている。欠席の場合には理由を付けた届を議長に提出することになっている。河上氏は欠席した14日間、横路孝弘衆院議長あてに欠席届を提出し、横路議長もこれを受理していた。
衆院事務局は欠席届に河上氏が記載した「理由」を明らかにしていないが、欠席理由には、病気やけがのほか「所用」なども認められるという。
河上氏は元全日空の客室乗務員で、昨夏の衆院選の近畿比例(名簿49位)で初当選。今夏の参院選の京都選挙区(定数2)から2人目の公認候補としてくら替えでの出馬が決まった。
産経新聞は河上氏側に取材を申し込んだが、9日夜までに回答がなかった。
■政治倫理に詳しい近畿大法学部、石田榮仁郎教授(公法学)の話「国民の期待を裏切る行為で、選挙優先、国会軽視の民主党の姿勢がよく分かる。本来の仕事をせずに給与をもらって平然としていられるのは国会議員だけで、民間なら考えられない。歳費の返還請求訴訟をしてもいいレベルだ。鳩山由紀夫前首相がガンジーの言葉を引用し、大罪として挙げた『労働なき富』とはまさにこのことだろう」
そして既定路線へ。
民主・河上氏が辞職願提出
配信元:産経新聞
2010/06/11 21:02更新
民主党の河上満栄衆院議員(比例近畿ブロック)は11日、横路孝弘衆院議長に辞職願を提出した。14日の本会議で許可される見通し。河上氏は昨年の衆院選で初当選。改選数2以上の参院選選挙区に複数候補を擁立する小沢一郎前幹事長の方針に基づき、京都選挙区からの立候補が決まっている。近畿ブロックの民主党名簿掲載者は全員当選したため河上氏辞職に伴う繰り上げはなく、同党衆院議員は1人減り、衆院全体でも欠員1となる。
小沢の指図なんだろうけど、最悪だなこいつ。
ラベル:河上満栄